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HubSpotとPipedriveを比較!選び方や機能・料金も解説

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2025.07.28

2025.07.27

営業活動の効率化を図る際、SFA(営業支援ツール)やCRM(顧客管理ツール)の導入を検討するケースがよくあります。

導入候補として頻繁に比較されるのが

「HubSpot Sales Hub(ハブスポット・セールスハブ)」
「Pipedrive(パイプドライブ)」

の2つのツールです。

どちらも海外製のツールで、優れた機能を備えていますが、強みや設計に違いがあり、適した企業タイプも異なります。

本記事では、どちらが自社にとって最適か分からないとい方に向けて、
HubSpotとPipedriveの特徴や機能、料金、口コミなどの観点で比較を行いました。
SFA・CRM選定の検討にお役立ていただけますと幸いです。

▼この記事の要約
・HubSpot Sales Hubは、営業・マーケ・カスタマーサポートのデータ・業務を統合できるCRM・SFAである
・Pipedriveは、営業現場向けでシンプルで使いやすいCRM・SFAである
・HubSpotは、多機能ながらUIと定着に定評があり、無料プランを含む4つのプランから選択できる
・Pipedriveは、無料プランはないが、14日間のトライアルがある
・両者は、連携可能で、HubSpotでリード獲得と管理、Pipedriveで商談管理という使い分けもできる

こんな方におすすめ

  • 自社に最適な営業支援ツール(SFA)を導入したい方
  • 営業活動の自動化や効率化を目指している方
  • マーケティング部門と営業部門の連携を強化したい方
  • 予算を抑えつつ、スモールスタートでCRMを始めたい方

CRM・SFAの選定や活用にお困りですか?

  • ・自社に合うツールがわからない
  • ・ 現状のシステムを使い切れていない
  • ・ HubSpotの詳細について聞きたい

このような課題に直面している方はHubSpot認定パートナーのナウビレッジへご相談ください。
HubSpotのプロフェッショナルが貴社の状況やニーズに応じて適切なプランや解決策をご提示し、伴走型支援によるスムーズな定着を実現します。

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HubSpot Sales Hubとは

「HubSpot Sales Hub」は、アメリカのHubSpot社が提供している統合型プラットフォームの一部であり、営業活動の支援に特化したAI搭載型SFAツールです

日程調整、商談・取引の管理、取引パイプライン、Eメールトラッキング、コールトラッキング、リードの追跡、レポート・分析、ワークフロー自動化、通知など、営業活動に必要な機能が揃っています。

また、HubSpotの他製品(HubSpot CRM/Marketing Hub/Content Hub/Service Hubなど)と簡単に連携することができ、営業部門とマーケティング・カスタマーサポート部門とをシームレスにつなぐことができます

さらに、AIによるコール要約や予測リードスコアリングなどの機能も搭載されており、データに基づいて効率的に営業支援をしてくれます。

とくに、営業活動に複数部署が関与しており、部門間の情報共有を円滑にしたい企業にとって非常に有効なツールです。

関連記事:
📚HubSpot Sales Hubとは?機能や特徴、料金プラン、導入による効果まで徹底解説

Pipedriveとは

「Pipedrive」は、エストニアのPipedrive社が提供している、販売に関する情報を一元管理するCRM・SFAツールです
直感的な管理画面を中心に、プロジェクト管理や、ウェブサイト訪問者の追跡、ワークフロー自動化、インサイトとレポートなど、こちらも豊富な機能が搭載されています。

また、無駄を削ぎ落としたインターフェースは、現場の営業担当者にとって使いやすいUIとしても知られています。

Pipedriveは、他部門との連携というよりも、「営業の現場力を強化する」という点において強いツールです

HubSpotとPipedriveの料金比較

HubSpot Sales Hubの料金体系

HubSpot Sales Hubは、無料プランを含む4つのプランが用意されており、無料で利用を始めることができます。
ビジネスの成長フェーズに合わせて、スモールスタートでの導入後、柔軟に拡張することが可能です。

プラン名月額料金主な機能
無料¥0・取引パイプライン
・1対1のEメール
・Eメールの追跡および通知
・Eメールテンプレート
・ミーティングのスケジュール設定
・レポートダッシュボード
など
Starter月払い¥2,400/月
年払い¥1,800/月
無料プランの機能に加えて
・ Slackとの連携
・ 目標の設定(制限付き)
・ 1件の電話番号の付与と500分の通話
・ Eメールとアプリ内チャットサポート
など
Professional月払い¥12,000/月
年払い¥10,800/月
Starterプランの機能に加えて
・ Slackとの連携
・ テンプレート目標
・ 3件の電話番号の付与と3,000分の通話
・ Eメール、アプリ内チャット、電話サポート
・ 管理画面のインターフェース設定
・ 最大10チーム
・ 担当者の生産性パフォーマンス
・ ログイン済み訪問者の特定
・Breeze顧客対応エージェント(AI)
など
Enterprise月払い¥18,000/月
年払い¥18,000/月
Professionalプランの機能に加えて
・ Slackとの連携
・ 最大1,000件のワークフローの高度なカスタマイズが可能
・ テンプレートとカスタム目標
・ 5件の電話番号の付与と12,000分の通話
・Eメール、アプリ内チャット、電話サポート
・ 管理画面のインターフェース設定
・ 最大300チームとチームを編成する複数の方法
・ 担当者の生産性パフォーマンス
・ ログイン済み訪問者の特定
・特定の営業担当による特定のプロパティーの編集の無効化
・Breeze顧客対応エージェント(AI)
など
出典:HubSpot Sales Hub価格表

関連記事:
📚【2025年最新版】HubSpoの料金プランを徹底解説!
📚【2025年最新版】HubSpot無料版でできること、有料版との違い

Pipedriveの料金体系

Pipedriveは、無料プランはないものの、「全プラン14日間の無料トライアル」が用意されています。

プラン名月額料金主な機能
Essential月払い¥3,800/月
年払い¥2,200/月
・リード/取引の管理
・パイプライン
・製品マスタ
・リードインボックス
・滞留中取引のアラート
・データのインポートとエクスポート
・重複データのマージ
・カスタムフィールド
・人物と組織の管理
・メンションとコメント
・ファイルの添付
・連絡先マップ
・カレンダービューおよびアクティビティ管理
・アクティビティリマインダー
・スマートBCC
・セールスアシスタント
・スマートBCC
APIアクセス
・ウェブフック
・取引レポート
・アクティビティレポート
・会社とユーザーの目標管理
・ビジュアルダッシュボード
など
Advanced月払い¥7,600/月
年払い¥6,200/月
Essentialプランに加えて
・製品のサブスクリプションと分割払い
・メールの双方向同期
・カスタマイズメールテンプレートと署名
・メール開封とクリック追跡
・メールスケジューリング
・ミーティングスケジューラー
・遅延ステップと待機ステップ
・スマート連絡先データ
・定期収益レポート
など
Professional月払い¥10,800/月
年払い¥7,600/月
Advancedプランに加えて
・取引カードのカスタマイズ
・複数のメールアカウント同期
・連絡先タイムライン
・AIを活用したメール作成
・AIを活用したメール要約
・AIを活用したSalesアシスタント
など
Power月払い¥12,800/月
年払い¥10,000/月
Professionalプランに加えて
・Projectsアドオンが無料
・電話サポート
など
Enterprise月払い¥20,800/月
年払い¥15,800/月
Powerプランに加えて
以下が無制限に
・進行中取引
・カスタムフィールド
・レポート
・チーム
・カスタム表示/非表示グループ
・カスタム権限セット
など
出典:Pipedrive料金表

低価格ながらも営業現場に直結する機能は一通り揃っており、スモールスタートに適しています。

HubSpot Sales HubとPipedriveの主な機能比較

両ツールとも営業支援に必要な基本機能は網羅していますが、用途や組織構造によって「どちらが適しているか」は大きく変わります。以下に代表的な機能を一覧で比較します。

機能カテゴリHubSpot Sales HubPipedrive
パイプライン管理〇(カスタマイズ可能)◎(視覚的に優れたUI)
メール自動化◎(MA機能と連携可能)〇(Campaignsアドオンの追加で可能)
リードスコアリング◎(AIによる予測スコア)△(AIセールスアシスタントにより)
見積書・契約書作成〇(無料プラン含むすべての製品・プランで可能)×
ダッシュボード分析◎(カスタムレポートの作成可能)〇(基本的な分析機能)
他部門との連携◎(MA・CSと連携可能)△(営業特化で限定的)

HubSpot Sales Hubは「営業活動を中心に、マーケティングやカスタマーサポートまで一気通貫で管理したい企業」に向いています。

一方、Pipedriveは「営業チームに特化して運用したい企業」に適しています。上記の表は概要となりますが、HubSpotもPipedriveも多くの機能を搭載しています。
詳細の機能比較まで行いたい、知りたいという方はこちらよりお問い合わせください。

PipedriveにはないHubSpotの特徴と機能

では、PipedriveとHubSpotの違いを下記の4つの点から深堀していきましょう。

・CRM(顧客関係管理)
・MA(マーケティングオートメーション)
・CMS(ウェブサイト管理)
・カスタマーサポート

それぞれ以下のように表にまとめてみました。

CRM(顧客関係管理)

項目HubSpotPipedriveとの違い
カスタマープラットフォームマーケティング・営業・カスタマーサポートが統合されたAI搭載のCRMプラットフォーム・Pipedriveは営業部門の支援に特化
・HubSpotは部門横断型
営業支援(Sales Hub)CRMをベースに営業活動の効率化、成約率向上、パイプライン管理を支援する統合型SFA・Pipedriveは営業支援機能に強い
・HubSpotは営業支援機能に加えて他部門との連携・自動化機能に強い
自動化ワークフローやタスクの自動化機能を標準搭載し、マーケ連携と営業活動を効率化・Pipedriveはノーコード自動化あり
・HubSpotはノーコード自動化およびコード自動化の両方搭載
カスタマイズ性カスタムオブジェクト、プロパティ、パイプライン、UI要素まで柔軟に設計可能・Pipedriveは一部のカスタマイズが可能
・HubSpotは多岐に渡りカスタマイズ可能で自由度が高い
AI機能コール分析(会話インテリジェンス)、予測リードスコア、Eメール・タスクの自動化、AI営業ガイダンスなど多彩な機能を搭載・PipedriveはAIアシスタント機能あり
・HubSpotはCRM、Sales Hub全体でAI機能の利用が可能、OpenAI(ChatGPT)との連携も可能

MA(マーケティングオートメーション)

項目HubSpotPipedriveとの違い
マーケティング支援(Marketing Hub)キャンペーン作成、自動化、メルマガ配信、広告配信、SNS配信、SEO、効果測定、リード創出などを包括的に支援する統合型MA・PipedriveはMA機能は標準搭載がなく、Campaignsアドオンにより基本的なメール送信が可能
フォーム・CTA作成簡単にフォームやCTAボタンを作成し、自動でリード獲得・管理が可能・PipedriveはフォームやCTA作成機能は含まれていない
AI機能(オートメーション)メール文面生成、セグメント提案、配信最適化など、AIによるMA機能の高度化が可能・PipedriveのCampaignsアドオンにはMAにおけるAI機能は明示なし

CMS(ウェブサイト管理)

項目HubSpotPipedriveとの違い
ウェブサイト管理支援(Content Hub)コンテンツ作成・管理・配信が可能な統合型CMS・PipedriveはCMS機能を提供しておらず、ウェブやコンテンツ周りの支援機能は未提供
AIコンテンツ生成AIによるブログ記事/LP/ウェブサイトの生成が可能

カスタマーサポート

項目HubSpotPipedriveとの違い
CS支援(Service Hub)ヘルプデスク、ナレッジベース、問い合わせ管理、アンケート管理などが可能な統合型CS支援ツール・Pipedriveはオンボーディングや請求管理機能はあるが、CS特化機能は未提供
AI対応エージェント(24時
間)
顧客問い合わせにAIが24時間対応可能・PipedriveにAIチャット対応機能は未提供
チケット解決率向上HubSpot導入企業でサポートチケット解決率が37%向上したという実績あり・PipedriveはCS向けのKPI改善事例は公開されていない

HubSpotとPipedriveのサポート体制比較

HubSpotのサポート体制

HubSpotのカスタマーサポート体制は以下のとおりです。

サポート内容詳細対象プラン
チャットサポートチャットを用いて質問可能。5分以内に返答があり、人またはAIがチャットで回答してくれるStarter以上
メールサポートメールを用いて質問可能。回答には1営業日ほどかかるStarter以上
電話サポートサポートチームと直接通話し質問可能Professional以上
ナレッジベースHubSpotの各種機能に関するナレッジを閲覧可能すべてのプラン
オンライン学習コンテンツHubSpotアカデミー」を無料で利用でき、HubSpotの機能について自己学習できるすべてのプラン
HubSpotコミュニティ・HubSpotユーザー向けのセミナーイベントのお知らせ
・お役立ちコンテンツのお知らせ
・掲示板での質問が可能
すべてのプラン
出典:HubSpotナレッジベース

HubSpotでは、カスタマーサポートチームが丁寧なサポートを提供してくれます。

Starter以上の有償プランではチャットやメール、電話でのサポートを無償で受けることができます。

※電話によるサポートはProfessionalプラン以上が対象

チャットサポートを利用すると5分以内にサポートチームから返答があり、正確で丁寧なサポートを利用することができます。

また、機能解説記事が集約されている「ナレッジベース」や、プランにかかわらずオンライン学習プラットフォーム「HubSpotアカデミー」、そして質疑応答やシェアができる「HubSpotコミュニティ」を無料で利用することができる点も非常に魅力的です。

ただし、上記のサポート機能において、社内の状況を踏まえたサポートを受けることはやや難しい部分があります。その場合は、パートナーが用意しているサポート機能を利用することを推奨します。

HubSpotの運用サポートについて相談する

Pipedriveのサポート体制

Pipedriveのカスタマーサポート体制は以下のとおりです。

サポート内容詳細対象プラン
チャットサポートチャットを用いて質問可能すべてのプラン
ライブチャットサポートAdvanced:
月曜日から金曜日の営業時間(ユーザーのタイムゾーンで9時から17時まで)
Professional:
月曜日から金曜日までの24時間(5日24時間)
Power/Enterprise:
月曜日から日曜日までの24時間(7日24時間)
Advanced以上
メールサポートメールを用いて質問可能すべてのプラン
電話サポートサポートチームと直接通話し質問可能Power以上
ナレッジベースPipedriveの各種機能に関するナレッジを閲覧可能すべてのプラン
Pipedriveコミュニティ・Pipedriveユーザー向けのセミナーイベントのお知らせ
・お役立ちコンテンツのお知らせ
・掲示板での質問が可能
すべてのプラン
出典:Pipedriveサポート

Pipedriveでも、カスタマーサポートチームが24時間体制で丁寧に対応してくれます。
メールサポートは、すべてのプランのユーザーがいつでもメール(support@pipedrive.com)まで問い合わせが可能です。
チャットボットサポートは、2種類あり、通常のチャットサポートはすべてのプランのユーザーが利用できますが、ライブチャットサポートは、Advancedプラン以上のユーザーが利用可能となっています。プランにより利用可能時間が異なるため、ご注意ください。

電話サポートは、PowerプランとEnterpriseプランでアカウント設定へのアクセス権のあるユーザーが対象となっています。
その他にも、HubSpotと同様に、ナレッジベースやコミュニティがあり、ユーザー同士での情報交換も可能な環境が整っています。

HubSpotとPipedriveの評価・口コミ比較

HubSpotの評価・口コミ

良い口コミ

営業活動の分析から入力支援まで、豊富な機能を備えており、利用者(担当者)だけでなく管理するマネージャーにも使いやすい点が非常に魅力です。また、SFA機能だけでなく、マーケティングなど他の機能とも連携できるため、営業部門にとって欠かせないサービスと言えます。
ITreview
HubspotはマーケティングやCRMを利用していますが、この度、セールスハブも有料利用開始しました。
有料にすることでカレンダーによるアポイント登録機能のカスタマイズや、資料などドキュメントも制限数が緩和され使える幅が広がっています。
特にドキュメントは、資料を見たかどうかだけでなく、どのページをどれくらい見たかなど詳細な行動履歴が残り、コンタクトアクティビティとして記録されるので次の一手や、フォローを入れるタイミングなど感に頼らずアクションが起こせます。
ITreview
このプラットフォームの直感的でユーザーフレンドリーな点が気に入っています。チームがすぐに使いこなせるようになり、今では日々のワークフローの一部になっています。パイプラインビューは特に取引のステージを把握するのに役立ち、自動化機能のおかげで時間を大幅に節約できます。Gmail、Zoom、Slackといった他のツールとの連携も非常に優れているので、よりスマートに業務を進められ、無駄な労力を省くことができます。
G2.com

ネガティブな口コミ

グローバルでのシェアが高いだけあってサポート体制などはよいのだが、今後マニュアルの日本語対応をお願いしたい。
ITreview
カスタムレポートをもう少し安いプランで提供して欲しいです。結局、カスタムレポートを作成し、いかにリッチなダッシュボードを作成できるかにかかっているので、そこは改善を期待しています。
ITreview
マニュアルが若干わかりにくいと当初感じました。
おそらく海外製のツールなので、ぱっと見はアレルギー出る方もいるかもしれません。
上記はサポートいただき解決したので、まずは見てみてわからなければすぐに聞いてしまっていいと思います。日本人のCSさんが丁寧に対応してくれます。
ITreview

Pipedriveの評価・口コミ

良い口コミ

とにかく使いやすいです。
今まで、他社CRMをいくつか使ってきましたが、見やすさ、使いやすさ、コストパフォーマンス全てにおいて圧倒的です。
直感的なUIUXにより学習コストを抑えながら、使いこなして行くことができます。
また、外部ツールとの連携も豊富かつ柔軟なので全社の業務の中心になっています。
ITreview
今まで他SFAを利用し挫折してきましたが、Pipedriveは直観的な操作ができる為、業務効率化にもつながり、重宝しております。
細かい部分でのUIが機能性に優れている為、比較的操作に迷わず、
事を進めていく事ができます。
複雑な分析やシステム構築などを目的としない利用目的であれば、最適かと思います。
ITreview
Pipedriveの一番の魅力は、ユーザーフレンドリーで直感的なインターフェースです。営業管理が簡単になり、視覚的なパイプラインでドラッグ&ドロップで簡単に取引を追跡できます。
G2.com

ネガティブな口コミ

マーケティング関連の機能をもっと拡充させて欲しいです。
ただ、現状も外部ツールとの連携で特に問題はないんですが。。。
ITreview
・コアとなる領域にフォーカスされているからか、一部の機能では他SFAと比較して弱めなところがあります。例えば、Googleカレンダーなどと連携し、自動で空き時間で抽出して相手方と日程調整できるURLは発行できるのですが、日程調整完了後の自動送付メールの内容がカスタマイズできないことや、リマインドメール設定ができないです。
ITreview
Pipedriveで唯一気に入らないのは、メール同期が最低プランで利用できないことです。月額24ドル以上は払いたくないですし、メール同期は基本機能であるべきだと思います。
G2.com

HubSpotが向いている企業

HubSpot(HubSpot Sales Hub)は、単なるSFAツールではなく、CRMをベースとして営業支援をするための機能が備わっており、さらにMA・CS・CMSなどの機能と統合できる統合型プラットフォームです。

そのため、以下のような企業にとって特に有用です。

・マーケティング~営業~サポートまで、部門間の連携を強化したい企業
HubSpotは部門横断の情報共有がしやすく、顧客体験全体を最適化するのに向いています。

・インバウンドマーケティングに力を入れている企業
見込み客の獲得から育成、商談化までを一気通貫で支援する設計が強みです。

・業務を自動化し、組織全体の効率化をしたい企業
ワークフロー、タスク自動化、AI機能などを活用し、業務効率を飛躍的に高められます。

・中長期的にツールの統合・拡張を考えている企業
Marketing HubやService Hubとの統合で、将来的なスケールアップにも柔軟に対応できます。

Pipedriveが向いている企業

一方、Pipedriveは「営業」に特化したシンプルなSFAツールです。

そのため、以下のような企業に特にマッチします。

・営業担当者中心にシンプルで使いやすいツールを探している企業
営業現場が主導してツールを活用したい場合などはPipedriveが適しています。

・導入・運用コストをできるだけ抑えたい企業
価格設定が比較的リーズナブルで、小規模チームでも無理なく利用できます。

・短期間で営業体制を整えたい企業
設定やカスタマイズが簡易で、14日間のトライアル導入もしやすいです。

・マーケティングやカスタマーサポートとは別で営業管理を行いたい企業
営業に特化した機能に集中できるため、目的が明確な組織では高い効果を発揮します。

HubSpotとPipedriveは連携もできる

HubSpotとPipedriveは、それぞれが独立したCRM・SFAツールですが、実はこの2つを連携させて活用することも可能です

たとえば、「マーケティング部門はHubSpotを使いたいが、営業部門はPipedriveを使いたい」などのように各ツールを使い分ける運用方法です。

HubSpotは見込み顧客を効率よく創出・育成するマーケティング領域が非常に得意で、

Pipedriveはその後の「商談・成約」に集中する営業支援に特化しているため、お互いのいいとこどりをするような使い分けができます。

このように、それぞれの強みを活かした“ハイブリッド型の営業基盤”を構築することも組織によっては選択肢の一つとなります。

参照:
📝Pipedrive
📝HubSpotアプリマーケットプレイス「Pipedrive」

自社の目的にあわせて適切なCRM・SFAを導入しよう

いかがでしたか?
HubSpotとPipedriveは、それぞれ異なる強みを持ったCRM・SFAツールです。
マーケティングから営業、カスタマーサポートまでを一貫して管理でき、部門間の連携や業務自動化を強化するのに適した「HubSpot」。
一方、営業活動に特化し、現場の使いやすさや導入のしやすさを重視された「Pipedrive」。

自社の課題や導入目的に応じて、適切なツールを選べると良いですね。

今回解説した内容を参考に、CRM・SFA選定の検討にお役立ていただけますと幸いです。

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この記事を監修した人

髙山博樹

ナウビレッジ株式会社 取締役CMO

兵庫県出身。東京工業大学 修了。 上場企業で勤務後に参画。 取締役CMOとして広告・SEO・Webサイトといった多様な集客手法とCRM/SFA/MAに精通。 年間自社リード250件の体制を構築。 HubSpot導入・構築支援、拡張アプリケーション開発サービス責任者。

CRM・SFAの選定や活用にお困りですか?

  • ・自社に合うツールがわからない
  • ・ 現状のシステムを使い切れていない
  • ・ HubSpotの詳細について聞きたい

このような課題に直面している方はHubSpot認定パートナーのナウビレッジへご相談ください。
HubSpotのプロフェッショナルが貴社の状況やニーズに応じて適切なプランや解決策をご提示し、伴走型支援によるスムーズな定着を実現します。

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