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HubSpotのランディングページ機能とは? 作成方法やメリットを徹底解説

  • Content Hub

2024.12.25

2024.12.27

ランディングページ(以下、LP)は、顧客の関心を引き付け、具体的なアクションを促すための重要なマーケティングツールです。
新規顧客の獲得、イベントへの登録、商品やサービスのプロモーションなど、LPの出来によって成果が大きく左右されることも珍しくありません。

しかしながら、「作成に時間もコストもかけられない」「デザインやコピーに自信がない」「効果検証が十分にできない」といった課題を抱える企業も多く、品質の高いランディングページを制作することができていない状況です。

こうした課題を解決するのが、HubSpot Content Hubの「ランディングページ機能」です。
専門的なスキルがなくても、テンプレートを活用して簡単にLPを作成できるほか、A/Bテストや効果測定機能を駆使して成果を最大化する仕組みが整っています。

本記事では、「ランディングページ機能」の特徴や具体的な作成方法まで詳しく解説します。

こんな方におすすめ

  • LP制作にコストをかけず、社内で簡単に作成・運用したい方
  • マーケティング施策を迅速に実行し、競合に差をつけたい方
  • LPの効果を定量的に把握し、継続的に改善したい方

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ランディングページ(LP)によくあるお悩み

皆さんは、LPの制作や運用において困ったことはありませんか?

LPは、マーケティング施策の中心的な役割を担っていますが、制作や運用のプロセスにおいて課題を抱える企業も多いです。
ここでは、特に多くの企業が直面している具体的な課題について解説します。

成果につながるLPを作るノウハウがない

LPは、訪問者を特定の行動に誘導するためのページであるため、デザインやコピーライティングの質が成果を大きく左右します。しかし、多くの企業ではこれらのスキルやノウハウが不足しているのが現状です。
例えば、CTAの配置が不適切だったり、デザインが視認性に欠けていたりすると、訪問者がページ内で迷いコンバージョン率が下がってしまいます。また、訪問者の心理を考慮したメッセージがないと、信頼感や興味を引き出せず、成果につながりません。

LPを活用した施策で成果を上げるためには、適切な構成や訴求、デザイン、テキストなどが求められます。

外部にLP制作を依頼すると時間とコストがかかる

自社でのノウハウがない企業や、制作できるデザイナーや担当者が不在の企業は、LP制作を外部の制作会社やデザイナーに依頼(外注)するケースがあります。
外注の場合、メリットももちろんありますが、以下のようなデメリットとなる点もあります。

まず、制作期間が長いという点です。外注の場合、要件定義や初期デザインの確認、修正作業など、プロセスが複雑化し、最終的な納品まで数週間から数ヶ月かかることがほとんどです。その間に市場のニーズが変化するリスクや、キャンペーンのタイミングを逃す可能性が生じます。

さらに、コストの負担が重いという点も挙げられます。デザインやプログラミングを伴うLP制作では、1ページあたり数十万円から百万円以上の費用がかかるケースもあるため、コスト面で外注のハードルが高いと感じる企業も多いようです。

ランディングページを作成・改善をする時間がない

LPは公開して終わりではなく、LPの効果を高めるためにも効果測定と継続的な改善をしていく必要があります。しかし、マーケティングの現場では日々の業務に追われ、手が回らないという状況が生じがちです。

改善のためのABテストやデータ分析に時間を割けないという担当者も多いのではないでしょうか。
そういった企業こそ、LPを使った広告やキャンペーンのパフォーマンスが思うように向上しない状況が続くことがあります。

Content Hubのランディングページ機能とは

HubSpotのContent Hubに搭載されている「ランディングページ機能」は、専門的なデザインスキルやプログラミング知識がなくても、誰でも高品質なLPを簡単に作成できる便利な機能です。
デザインテンプレートが豊富に用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で作成することができます。

作成機能以外にも、細かなSEO設定やパーソナライズ機能も搭載されているため、単にデザイン性の高いLPを作成するだけでなく、マーケティングの効果を最大化するための機能が充実しています。

また、作成時に自動的にレスポンシブデザイン対応となるため、PC、スマートフォン、タブレットなどのあらゆるデバイスに対応したLPを作ることができます。

分析機能も標準搭載されているため、LPのクリック率やコンバージョン率も正確に追跡し、分析することが可能で、作成から分析まで対応できる機能をすべて兼ね備えている優れたツールです。
以下は、ランディングページ機能の特徴です。

◆特徴

  • LPのデザインテンプレートが豊富
  • ドラッグ&ドロップの直感的な操作で作成可能
  • ABテスト、適応型テストなどLPの最適化機能が実装
  • SEO最適化のためのアドバイス機能が実装
  • パーソナライズ機能が実装
  • LPの作成~分析まで一貫した運用・管理が可能

関連記事:
📚コンテンツマーケティングに強いContent Hubとは?CMS機能や導入効果、注意点などを解説

HubSpotのランディングページ機能を活用するメリット

ここまで解説してきたように、HubSpotのランディングページ機能を活用することで、効率的にLPを作成することができます。
以下では、ランディングページ機能を活用することで得られるメリットを挙げていきます。

テンプレートを活用でき、誰でも簡単に作れる

HubSpotには豊富なテンプレートが用意されています。専門的なデザインスキルがなくてもテンプレートを活用して高品質なランディングページを作成することができます。
以下は、HubSpotで用意されているテンプレートの一例です。

  • About Usテンプレート
  • 日程調整テンプレート
  • 商品紹介テンプレート
  • 価格表テンプレート
  • サンクスページテンプレート
  • サンクスページ(資料ダウンロードあり)テンプレート など

デザインや構成のアイデアに悩むことなく、初心者でも簡単にLPを作成できます。

HubSpotのフォームを利用できる

制作したランディングページにHubSpotのフォームを設置することで、フォーム送信された情報をHubSpotのCRMに自動的に取り込むことができます。
フォームの入力内容や離脱箇所をフォーム機能で分析することができるため、LPの成果改善をHubSpotのプラットフォーム上で行うことができます。

関連記事:
📚HubSpotのフォーム機能とは?活用メリットや作成手順、活用方法まで徹底解説
📚HubSpotでマルチステップフォームを実装してCVR改善

A/Bテストでランディングページの最適化ができる

HubSpotのランディングページ機能では、複数のバリエーションを作成して訪問者の反応を比較する「A/Bテスト」を活用することできます。
例えば、既存のLPとは別にCTAボタンの色やテキストを変更した別のバージョンを用意し、訪問者のクリック率を比較することができます。
また、フォームの配置や見出しの変更も可能なため、変更した要素が訪問者の行動に与える影響を測定することも可能です。

こうしたデータを基に丁寧にLPを改善していけば、何の要素を工夫すれば効果的かを具体的な数値で確認でき、数値をもとに改善を行えるため、コンバージョン率の向上に繋がります。

関連記事:
📚HubSpotのABテストとは?利用できるプランや実行方法を解説

ユーザー属性に合わせてページを表示できる

訪問者の属性や行動に基づき、表示するコンテンツをパーソナライズできるのもランディングページ機能を活用するメリットのひとつです。
例えば、訪問者が「既存顧客」なのか「初めてサイトに訪れた新規ユーザー」なのかに応じて、異なるメッセージやオファーを表示させることができます。
訪問者にとって最も関連性が高い情報を提供できるため、ユーザー体験が向上し、コンバージョン率の改善が期待できます。

自動でレスポンシブデザインを作成してくれる

リスティング広告やMeta広告、SEOなどに力を入れている場合、LPのレスポンシブデザイン対応の有無は重要です。
ランディングページの品質は、広告の品質スコアにも影響を及ぼします。品質スコアが高いと、広告の掲載順位が上がったり、クリック単価(CPC)を抑えることにも繋がるため、やはりランディングページの品質向上のためにレスポンシブデザイン対応は欠かせません。

HubSpotのランディングページ機能では、作成したページが自動的にレスポンシブデザインに対応するため、それぞれを作成する手間がかかりません。

スクラッチでの制作もできる

既存のテンプレートにとらわれず、自社独自のデザインや構成にこだわりたい場合も、HubSpotにはゼロから自由に作成できる「スクラッチ機能」が備わっているため問題ありません。
スクラッチでの制作は、ブランドイメージを反映したLPを制作できるだけでなく、特定のマーケティングキャンペーンに合わせた機能やデザインのLPを作ることができ、カスタマイズの自由度が高いのが特徴です。
コーディングスキルがある担当者であれば、HTMLやCSSを使った細かなカスタマイズも可能です。

効果検証・分析ができる

HubSpotのランディングページ機能では、LPの成果を詳細に分析することができます。
広告運用やSEO施策において、LPのどの部分が効果的で、どこに改善の余地があるのかを明確にするための数値を取得することができます。
クリック率やコンバージョン率、ページ滞在時間、離脱率などのパフォーマンスデータを自動で取得できるため、LPの成果をリアルタイムで把握することができます。

また、ユーザーがアクセスしているデバイスや地域に関するデータも取得できます。

SEOにおいても、HubSpotとGoogle Search ConsoleやGoogle Analyticsを連携させれば、検索結果にどのように影響しているかを確認することもできます。

分析機能を利用し、マーケティングの投資対効果を最大化してより成果の出るLPに改善していくことができます。

ランディングページの作成方法

HubSpotでランディングページを作成する手順は非常にシンプルです。
以下は、ナウビレッジ株式会社のサービス紹介用LPを例にした、具体的な作成手順です。

新規ページを作成

①左サイドメニューより、[コンテンツ] > [ランディングページ] にアクセスする

②右上の[作成] をクリックする

③任意の「ページ名」を入力し、[ページを作成] をクリックする
(例:[デモ用] ランディングページ)

テンプレートの選択

①テンプレート一覧より、目的に適したデザインテンプレートを選択する
(例:今回の例では、テーマ「Barricade」のテンプレート「Home」を選択)

※該当するテンプレートが無い場合や、他のテンプレートを探したい場合は、

「テーマ」横のプルダウンになっている[テーマ名(例:Barricade)]をクリックし、

[テーマを変更] にアクセスすることでテンプレートを探すことができる

モジュールの追加・編集

①テンプレートの編集画面が表示されたら、画像やテキストを編集する

動画を再生できます。

②テンプレートに新たにモジュールを追加したり、レイアウト変更したい場合は、左上の[+]ボタンをクリックする
すると「モジュール」「セクション」「レイアウト」の項目が表示されるので、任意の項目からLPに入れたい要素(テキスト、動画、画像、CTAボタンなど)をドラッグ&ドロップで挿入する

モジュールを選択する

ページの公開設定

LPのデザインを作成し終えたら、公開設定を行っていきます。

①右上の [設定] をクリックする

設定は以下の項目に沿って行っていきます。
・LP全般
・キービジュアル
・テンプレート
・言語
・オーディエンスアクセス
※「テンプレート」は使用中のテンプレートが反映されているだけのため、設定不要です

LP全般
②「ページ名」の内部ページ名とページタイトルを設定する
③「ページURL」のページURL、ドメイン、メタディスクリプションを設定する

キービジュアル
④「キービジュアル」を設定する
※SNSなどでウェブサイトリンクを共有する際、投稿内ではここで設定した画像やロゴが表示されます。

言語
⑤「言語」を設定する(例:日本語、英語など)

オーディエンスアクセス
⑥「オーディエンスアクセス」を設定する(例:公開)

ランディングページ機能を利用できるプラン

HubSpotのランディングページ機能は、Content Hubを導入することで利用できます。
プランごとに利用できる機能が異なるので、目的や規模に応じて適切なプランを選択してください。

プラン利用可能な機能
無料
Starter・合計で最大30件まで作成可能
・カスタムテンプレート利用可能
Professional・合計で最大10,000件まで作成可能
・カスタムテンプレート
・パーソナライズ用のスマートコンテンツ
・A/Bテスト機能
・適応型テスト機能
・SEO推奨アドバイス機能
Enterprise・合計で最大10,000件まで作成可能
・カスタムテンプレート
・パーソナライズ用のスマートコンテンツ
・A/Bテスト機能
・適応型テスト機能
・SEO推奨アドバイス機能

例えば、「手軽にランディングページを作成したい」という方にはStarterプランが適しています。
一方で、「多くの訪問者にパーソナライズされた体験を提供したい」「効果を詳細に分析したい」という場合はProfessionalやEnterpriseプランを検討するとよいでしょう。

関連記事:
📚コンテンツマーケティングに強いContent Hubとは?CMS機能や導入効果、注意点などを解説
📚HubSpotのABテストとは?利用できるプランや実行方法を解説

ランディングページ機能の活用でCVRの高いLPを簡単に作ろう

いかがでしたか?
HubSpotのランディングページ機能は、効果的なマーケティングを行う上で非常に便利な機能です。
シンプルで直感的な操作性を持ちながら、柔軟性と高度な機能を兼ね備えているため、初心者から上級者まで幅広く利用いただくことができます。

ランディングページ機能の活用で、短時間で見栄えの良いLPを作成するだけでなく、データに基づいて継続的に改善を進めることができるため、ぜひCVRを高めたいといった方はご検討ください。

この記事を監修した人

髙山博樹

ナウビレッジ株式会社 取締役CMO

上場企業で勤務後、ナウビレッジ創業メンバーとして参画。 2年でマーケティングコンサルタントとして企業規模、業界に関わらず50社支援し、150のプロジェクトを経験。 マーケティング戦略の策定から実行(サイト制作や広告運用、SEOなど)に携わる。 CMOとしても自社のマーケティング領域におけるリード獲得やコンテンツ制作を担い、そこで得た知見を活用して社内外のマーケティング活動に役立てている。HubSpot導入支援サービスの責任者。

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