【2025年5月】HubSpot最新アップデート情報
- HubSpot
- アップデート
2025.06.02
2025.06.03
5月も終わりましたね🎏
今月も素敵なアップデートがたくさんありましたので、いくつかピックアップしてご紹介します。
HubSpotでは、ユーザー体験の向上や業務効率化を目的とした多くの機能がベータ版として先行公開されています。
本記事では、2025年5月30日時点の「製品の最新情報(ベータ版)」をもとに、注目のアップデートや新機能をまとめてご紹介します。
実際の仕様や提供範囲は変更される場合がありますので、詳細は必ずご自身のHubSpotアカウントから最新情報をご確認ください。
こんな方におすすめ
- HubSpotの最新情報を知りたい方
HubSpotの運用にお困りではありませんか?
- ・HubSpotの最新機能の使い方がわからない
- ・どの機能が自社に必要かわからない
- ・どうやって機能追加するかわからない
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目次
- 1 全てのHubとプラン
- 1.1 「自動録画を有効化」でGoogle Meetの録画と文字起こしをHubSpotに同期
- 1.2 サブスクリプションの住所を編集
- 1.3 複数選択ユーザープロパティーの作成
- 1.4 エクスポート内の関連レコードの表示プロパティーをデフォルトで削除
- 1.5 CRM 一覧ページ上でのプロパティー作成体験の高速化
- 1.6 Salesforceアプリ:チケット、タスク、カスタムオブジェクトの新しいオブジェクト関連付けの同期
- 1.7 ヘルプデスクおよび受信トレイでのEメール コミュニケーション履歴の編集
- 1.8 Eメールの自動圧縮による到達性の向上
- 1.9 サブスクリプションのユーザー権限を管理する
- 1.10 Zoomアプリ:「自動レコーディング」を有効にすると、ミーティングのレコーディングと文字起こしがHubSpotに同期されます。
- 1.11 HubSpot MCPサーバー
- 1.12 Shopifyアプリの更新:eコマースの顧客CRMカード
- 1.13 Shopifyアプリの更新:注文の収益レポート
- 1.14 除外されたIPとリファラーからのフォーム送信をスパムへ振り分け
- 2 Marketing Hub
- 3 Sales Hub
- 4 Service Hub
- 5 AI関連
- 6 まとめ
全てのHubとプラン
「自動録画を有効化」でGoogle Meetの録画と文字起こしをHubSpotに同期
更新日:2025年5月29日
対象:全てのHubのとプラン
更新内容:
HubSpotのインテグレーション設定ページから「Google Meetの会議を自動で録画する」を有効にすると、HubSpotがあなたに代わってGoogle Meetアカウント内の該当設定を有効化できるようになります。
これにより、すべてのGoogle Meetの会議が自動的に録画され、HubSpotに同期されます。毎回手動で録画・同期を行う必要はありません。
この処理はシームレスに行われます。
※「Google Meetの会議を自動で録画する」設定は現在ベータ版です。
サブスクリプションの住所を編集
更新日:2025年5月29日
対象:全てのHubのとプラン
更新内容:
HubSpot内で請求されるサブスクリプションの詳細情報を、これまで以上に編集できるようになりました。
このアップデートにより、サブスクリプションの請求先住所を編集できるようになり、情報の正確性をさらに高めることができます。
複数選択ユーザープロパティーの作成
更新日:2025年5月29日
対象:全てのHubのとプラン
更新内容:
複数選択可能なHubSpotユーザープロパティーを作成できるようになり、1つのプロパティーに複数のレコード担当者(所有者)を追加できるようになりました。
エクスポート内の関連レコードの表示プロパティーをデフォルトで削除
更新日:2025年5月29日
対象:全てのHubのとプラン
更新内容:
ユーザーは、エクスポートで関連付けられたレコードの表示プロパティーを除外するオプションを使用できるようになりました。
このプロパティーを除外すると、エクスポートが高速になります。
CRM 一覧ページ上でのプロパティー作成体験の高速化
更新日:2025年5月23日
対象:全てのHubとプラン
更新内容:
CRMの一覧ページ上に表示される、より使いやすくなったサイドパネルから、プロパティーを迅速に作成できるようになりました。
Salesforceアプリ:チケット、タスク、カスタムオブジェクトの新しいオブジェクト関連付けの同期
更新日:2025年5月28日
対象:全てのHubのProfessionalプランまたはEnterpriseプラン
更新内容:
HubSpot用のSalesforceアプリでは、すでに標準オブジェクトである「コンタクト」「会社」「取引(Deals)」との関連付けの同期に対応しています。本日から、この対応範囲を拡大し、「チケット」「タスク」「カスタムオブジェクト」の双方向同期が可能になります。
ヘルプデスクおよび受信トレイでのEメール コミュニケーション履歴の編集
更新日:2025年5月19日
対象:全てのHubとプラン
更新内容:
ヘルプデスクまたは受信トレイで返信を作成する際に、メールのコミュニケーション履歴を表示・編集できるようになりました。
Eメールの自動圧縮による到達性の向上
更新日:2025年5月19日
対象:全てのHubとプラン
更新内容:
ドラッグ&ドロップエディターで作成されたマーケティングEメールが自動的に圧縮され、見た目の品質を維持しつつファイルサイズが軽量化されるようになりました。
これにより、チームが追加作業を行うことなく、次のような利点が得られます。
・クライアント側でのメールのクリッピング(省略表示される現象)の発生を軽減
・より多くのコンテンツを1通のメールに含められる
・配信成功率の向上
・読み込み時間の短縮によるユーザー体験の向上とエンゲージメントの強化
サブスクリプションのユーザー権限を管理する
更新日:2025年5月16日
対象:全てのHubとプラン
更新内容:
HubSpot管理者は、ユーザーごとにサブスクリプションデータへのアクセスを柔軟に制御できるようになりました。
作成・表示・編集・決済管理など、操作権限を個別に設定可能です。
Zoomアプリ:「自動レコーディング」を有効にすると、ミーティングのレコーディングと文字起こしがHubSpotに同期されます。
更新日:2025年5月13日
対象:HubSpot用Zoomアプリを使用している全てのHubおよびプランのお客さま
更新内容:
HubSpot用Zoomアプリにより、HubSpot上からZoomミーティングの自動録画を設定できるようになりました。
連携設定で[Zoom内でのミーティング自動レコーディングを有効にする]をオンにすると、Zoomアカウントで自動録画が設定され、すべてのミーティングが自動で録画・文字起こしされ、HubSpotに同期されます。
HubSpot MCPサーバー
更新日:2025年5月8日
対象:全てのHubおよびプラン
更新内容:
MCPサーバーがベータ版として提供され、AIクライアントがHubSpotデータにアクセス・操作できるようになりました。これにより、さまざまな高度な連携が可能になります。
▼MCPとは?
MCP(Model Context Protocol)は、AIモデルが一貫したインターフェイスを介してアプリケーションと対話できるようにする新しい標準です。従来のAPIの抽象化レイヤーとして機能し、AIエージェント特定のAPIプロトコルを理解しなくてもアプリケーション機能にアクセスできるようにします。
使用例
・HubSpotデータからインサイトを取得
・CRMレコードを作成して更新する
・コンタクトと会社の関連付け
・エンゲージメントを追加(期限切れタスクのリストアップ、コンタクトへのメモ追加、タスク送信など)
Shopifyアプリの更新:eコマースの顧客CRMカード
更新日:2025年5月8日
対象:HubSpot向けShopifyデータ同期アプリを使用している全てのお客さま
更新内容:
Shopifyとの連携アプリに新しいCRMカードが追加され、Eコマース顧客の購買履歴や行動データをHubSpotのコンタクトレコードから一目で把握できるようになりました。
HubSpotのコンタクトレコードの中央列にある概要タブから直接、合計注文数、平均注文金額、製品ビュー、販売トレンドを確認できるようになりました。
Shopifyアプリの更新:注文の収益レポート
更新日:2025年5月2日
対象:Marketing Hub Enterpriseのお客さま、Shopifyデータ同期アプリをインストールしたお客さま
更新内容:
Shopifyデータ同期アプリを使用すると、カスタマー ジャーニー レポートの注文オブジェクトの新しい収益レポート機能を使用して、マーケティングアセットを通じて生成された注文からの収益を追跡できるようになりました。
マーケティングEメールの[パフォーマンス]タブには注文別の埋め込みレポートがあり、Eメールを受け取ってから発注したコンタクトの数が表示されます。
除外されたIPとリファラーからのフォーム送信をスパムへ振り分け
更新日:2025年5月1日
対象:全てのHubとエディション
更新内容:
除外されたIPおよびリファラーからの全てのフォーム送信がスパムとして扱われ、スパム送信ツールに送信されるようになります。そのため、これらの送信がCRMデータに影響を及ぼすことはありません。
Marketing Hub
メールクライアントテストの高速化
更新日:2025年5月30日
対象:Marketing Professional/Marketing Enterprise/Marketing+ Pro
更新内容:
メールクライアントでの表示テストが、これまでよりも高速になりました。
これにより、各種メールクライアント(Gmail、Outlookなど)でのメールの見え方をより短時間で確認でき、メールの品質チェックとリリースのスピードが向上します。
AI搭載Eメールテンプレートのインポート
更新日:2025年5月15日
対象:Marketing Professional/Marketing Enterprise
更新内容:
HTMLコードを貼り付けるだけで、外部ツールで作成したテンプレート(例:Mailchimp、Klaviyo、Canva、Figma、その他のプラットフォーム)をHubSpotのEメールエディターで編集可能なテンプレートへとAIが自動変換します。
コーディングは必要ありません。
Sales Hub
取引の測定指標のカスタマイズ
更新日:2025年5月15日
対象:Sales Professional/Sales Enterprise
更新内容:
取引一覧ページのカスタマイズが可能になりました。
Service Hub
ルールベースのチャットフローへの顧客エージェントの追加
更新日:2025年5月28日
対象:
Service Professional/Service Enterprise
Professional Customer Platform/Enterprise Customer Platform
更新内容:
ルールベースのチャットフロー内のアクションとして顧客対応エージェントを追加できるようになりました。
これにより、AIを活用した顧客対応エージェントが顧客とのコミュニケーションに介入するタイミングと方法を正確に制御できます。
顧客対応エージェントをEメールに割り当て
更新日:2025年5月28日
対象:
Service Professional/Service Enterprise
Professional Customer Platform/Enterprise Customer Platform
更新内容:
ルールベースのチャットフロー内のアクションとして顧客対応エージェントを追加できるようになりました。
これにより、AIを活用した顧客対応エージェントが顧客とのコミュニケーションに介入するタイミングと方法を正確に制御できます。
AI関連
Breeze「レコードを要約」ワークフローアクション
更新日:2025年5月23日
対象:すべてのHubおよびプラン
更新内容:
新しいBreeze「レコードを要約」ワークフローアクションが追加されました。
新しい Breeze Copilot (2025 年夏のアップデート)
更新日:2025年5月22日
対象:すべてのHubおよびプラン
更新内容:
最新のAIテクノロジーを活用し、Copilotをゼロから刷新しました。より高度でインテリジェントなコミュニケーション、優れた計画・推論能力、そしてHubSpotデータに基づく豊富なコンテキストを提供します。
このアップデートにより、Copilotに以下の機能強化が加えられます。
・複数の要素を含む複雑な質問への対応が可能に
・より正確で微妙なニュアンスを捉えた回答が可能に
・ページやポータルのデータをより深く理解し、信頼性の高い情報提供が可能に
・より高速かつ安定したパフォーマンスと高品質な応答を実現
全てのワークフローにAIによる説明文をさかのぼって補充
更新日:2025年5月13日
対象:
Professional Customer Platform/Enterprise Customer Platform
Marketing Professional/Marketing Enterprise/Marketing+ Pro/Marketing+ Enterprise
Ops Professional/Ops Enterprise
Sales Professional/Sales Enterprise
Service Professional/Service Enterprise
Smart CRM Professional/Smart CRM Enterprise
更新内容:
多数のワークフローや複数の作成者が存在するポータルを管理している場合、監視や監査を効果的に行うには、それぞれのワークフローに明確な説明があることが重要です。
しかし現在、AIアシスタントによる説明文の追加は1件ずつしか対応できないため、多数のワークフローに説明がない場合、大きな負担となっています。
また、ワークフロー作成時や直後に説明文を省略した場合、後になって別の担当者が内容を理解しにくくなることがよくあります。
このような課題を解決するため、すべてのワークフローにAIが自動的に説明文を追加できるようになりました。
これにより、説明の抜け漏れを防ぎ、継続的な管理を効率化できます。
スマートプロパティー
更新日:2025年5月23日
対象:
Breeze IntelligenceクレジットSmall/Breeze IntelligenceクレジットMedium/Breeze IntelligenceクレジットLarge
更新内容:
スマートプロパティーを使うことで、Breeze Intelligenceが提供するデータをニーズに合わせてカスタマイズし、自社にとって必要かつ重要な情報を取得できます。
AIプロンプトを組み込んだプロパティーを作成し、エージェントが自ら調査し、回答を取得できるようにします。
インターネット上の情報やポータル内の情報をもとに、簡単な質問から文脈を含んだ複雑な問いまで対応可能です。得られた回答は自動的にプロパティーに入力され、CRM全体で活用できます。
例
・特定の企業がポッドキャストを配信しているか
・フルリモート勤務の会社か
・自社にとっての競合他社か など
AI搭載の動画マーケティングプラットフォーム:簡単かつ迅速な動画マーケティングを可能に
更新日:2025年5月5日
対象:
Professional Customer Platform/Enterprise Customer Platform
Content Professional/Content Enterprise
Marketing Professional/Marketing Enterprise
Service Professional/Service Enterprise
更新内容:
SEOに最適化された動画コンテンツの迅速な公開、動画シリーズやエディタープロジェクトの管理、チャネル全体のパフォーマンス測定など、ワークフローを効率化する新しい動画機能スイートが登場しました。
新たに導入された動画クリップエディターと併用することで、HubSpotは動画マーケティングに最適なプラットフォームとなります。
・AIによる最適化:
SEO対策に必要な動画情報をすべて1つの画面で確認でき、AIを活用して迅速に最適化できるようになりました。
・パフォーマンス分析:
自社ウェブサイト上でも、ソーシャルメディア上でも、動画のパフォーマンスを測定するためのレポート機能が利用できます。
・クリップ機能:
動画のリミックスを作成する際に、[クリップ]タブを使って動画プロジェクトを管理できるようになりました。
このタブでは、下書きのエディタープロジェクトやレンダリング済み(エクスポート済み)の動画を確認でき、新しい動画クリップエディターを使って直接クリップを作成することも可能です。
AIによるワークフローアクションの推奨
更新日:20205年5月1日
対象:
Marketing Professional/Marketing Enterprise/Marketing+ Enterprise
Ops Professional/Ops Enterprise
更新内容:
AIがワークフローに適したアクションを自動で提案する機能が追加されました。
ユーザーがワークフローにアクションを追加しようとすると、AIが一般的な使用パターンに基づいて最適なアクションを提案します。
提案を受け入れると、AIアクションレコメンダーが関連するアクション候補をさらに絞り込んで表示し、ワークフローの作成プロセスをよりスムーズに、発見的に進められるようになります。
HubSpot向けの新しいOpenAIアプリ
更新日:20205年5月1日
対象:
Marketing Enterprise、Ops Enterprise、Sales Enterprise、Service Enterprise
更新内容:
独自のOpenAI資格情報をHubSpotに利用して、AIを活用したワークフローを管理しましょう。
このアプリを使用することで、HubSpotの強力な自動化エコシステム内の既存のOpenAIアカウントにアクセスできるため、最も必要なときに最も必要な場所で任意のLLMプロバイダーを連携できます。OpenAIアカウントを使用して、AI主導のワークフローアクションを強化し、OpenAIアカウント内のコストを管理します。
ナレッジベース
AnthropicとHubSpotの新しい連携アプリ
更新日:20205年5月1日
対象:
Enterprise Customer Platform、Content Enterprise、Marketing Enterprise、Ops Enterprise、Sales Enterprise、Service Enterprise、Smart CRM Enterprise
更新内容:
AnthropicワークスペースのAPIキーを使用して自分のAnthropicアカウントをHubSpotに接続し、AI主導のワークフローアクションを強化できます。
このアプリはAnthropicへの直接リンクを提供することで、Anthropicのモデルを好む企業に柔軟性を提供し、HubSpotの既定のAIサービスへの依存を減らすのに役立ちます。
ユーザーは[接続されたアプリ]ページから接続を管理でき、HubSpot全体でシームレスな、統一された環境を実現できます。
ナレッジベース
まとめ
今回は、2025年5月時点で確認されたHubSpotのベータ版機能を中心にお届けしました。
各機能のリリースにより、より柔軟なCRM活用やマーケティング・営業・カスタマーサービスの最適化が期待されます。
ベータ機能の活用を検討する際は、現場の業務フローに与える影響や将来的な本実装の可能性も視野に入れつつ、実際のアカウント情報と照らし合わせながら判断しましょう。
ナウビレッジでは、HubSpotに関する支援メニューを提供しております。
最新情報についてのご質問や、運用のご相談がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
この記事を監修した人
髙山博樹
ナウビレッジ株式会社 取締役CMO
上場企業で勤務後、ナウビレッジ創業メンバーとして参画。 2年でマーケティングコンサルタントとして企業規模、業界に関わらず50社支援し、150のプロジェクトを経験。 マーケティング戦略の策定から実行(サイト制作や広告運用、SEOなど)に携わる。 CMOとしても自社のマーケティング領域におけるリード獲得やコンテンツ制作を担い、そこで得た知見を活用して社内外のマーケティング活動に役立てている。HubSpot導入支援サービスの責任者。
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- ・HubSpotの最新機能の使い方がわからない
- ・どの機能が自社に必要かわからない
- ・どうやって機能追加するかわからない
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